企業内診断士から見た中小企業診断協会の話

協会 中小企業診断士活動

こんにちは!おべんと君@企業内診断士です。

中小企業診断士に登録されて診断協会について調べると、「協会って入るべき?」「仕事もらえるの?」「維持が高い」等々、こういった言葉を目にすることが多いですよね。

また、私がいる東京という土地だけ、協会の仕組みが少し複雑です。

今回のブログは、企業内診断士から見た協会ということで、所属する東京協会の情報や私の考えを、率直にお伝えしていきます。

この記事がお役に立てる方
 ○企業内診断士で協会に関心がある人
 〇企業内診断士で協会に入ろうか迷っている人

中小企業診断協会とは何か

協会

 

中小企業診断協会について

まずは「中小企業診断協会」について、公開されている定義をお伝えしたいと思います。

HPには以下の記載があります。

中小企業支援法(昭和38年法律第147号)に基づく中小企業診断士試験を実施する指定機関として経済産業大臣の指定を受けています。また、中小企業診断士の登録等及び試験に関する規則に基づき実務補習及び更新研修を実施する機関として経済産業大臣の登録を受けています。

つまり、「試験の運営機関」「実務補習の機関」「更新研修の機関」として登録されている組織になります。

 

中小企業診断協会の目的

目的として、以下の記載があります。

中小企業診断士相互の連携を緊密にし、資質の向上に努めるとともに、中小企業診断制度の普及と推進を図り、もって中小企業の振興と国民経済の健全な発展に寄与することを目的としています。

つまり、中小企業診断士の資質を向上させ、中小企業診断士の働きが日本へ寄与することを目的としていると言えます。

 

中小企業診断協会への入会

中小企業診断協会への入会は、各都道府県の協会に入会することで満たされます。

東京都ですと、東京都中小企業診断士協会になります。

入会は、居住地の都道府県に入会するのが一般的ですが、

「今は東京に住んでいるが、地元でも診断士として貢献したい!」

という方も多数いらっしゃいます。その場合は、費用は2倍になりますが東京と地元の両方の協会に所属するということも可能です。

東京協会の入会に関する費用は、入会金30,000円年会費50,000円になっています。

なお、他士業の協会等に関する費用の目安は以下の通りです。

弁護士 600,000円
司法書士 234,000円
税理士 150,000円
公認会計士 120,000円
社会保険労務士  96,000円
行政書士 72,000円
中小企業診断士  50,000円
※金額は、所属の都道府県などによって、ばらつきあります。

こうやって見ると、他士業に比べて中小企業診断士の協会費は比較的低額であることが分かります。

他士業と大きな違いは、他士業は協会等に所属しないと士業として登録されませんが、中小企業診断士は協会に属さなくても中小企業診断士として登録できる点です。

よって協会に所属するか否かは義務ではありません。これが協会への入会を迷わせる要因の1つかなと思います。

なお、金色に輝く羅針盤バッヂは、協会に所属していないと貸与されませんのでご注意ください。

 

東京都中小企業診断士協会とは何か

協会

ここからは、「東京都中小企業診断士協会(以下、東京協会)」に絞ってお伝えいたします。

 

6つの支部がある

東京協会には、東京都を地域で分割した6つの支部がありまして、東京協会入会時、いずれか1つの支部に所属します。大まかには以下のような区分けになっています。

支部名(順不同)管轄地域
城北支部 23区北部:台東区、荒川区、北区、板橋区、練馬区
城南支部 23区南部:品川区、目黒区、大田区、世田谷区、渋谷区 
城東支部 23区東部:足立区、江戸川区、葛飾区、江東区、墨田区 
城西支部 23区西部:豊島区、杉並区、新宿区、中野区
中央支部 23区中部:千代田区、港区、中央区、文京区
三多摩支部 多摩地区全域+島しょ地域

支部自体は地域別ですが、どの支部でも入会は自由です。ただし都道府県協会と違い、2つの支部に所属することはできず、いずれか1つになります。

支部ごとで雰囲気は違うようです。入会する支部にお悩みの方は、春と秋に行う各支部の紹介イベントに参加して決めるのも良いのではないでしょうか。

ちなみに私は、2020年10月に居住地に合わせて三多摩支部に入会しています。

三多摩支部は「先生」と呼ばず「さん」で呼び合うことを公言しています。賛否あると思いますが、個人的にはこのような穏やかな雰囲気は心地よいです。

 

協会入会のデメリット

デメリット

ここからは企業内診断士という目線で、私が考えるメリデメについてお話しします。

まずはデメリットから。

 

協会からの仕事に対応しづらい

協会や支部によって様々ですが、案件の案内はそこそこあります

ただ案件が平日日中だったり、週決まった日数拘束が必要等、企業内診断士として対応できる案件ではなく、難しい場合が多いです。

協会入会のメリットを活かせていないという点でデメリットにしています。

 

でも年会費がかかる

企業内診断士としては仕事が取りづらい環境であるにもかかわらず、最も大きいデメリットと考えられるものは、お金がかかることです。

他士業と比べると低額とはいえ、年50,000円の出費は小さくありません。

 

協会入会のメリット

メリット

仕事も取れずお金もかかるのにメリットなんてあるの?と思う方いらっしゃいますよね?

私としては、以下のメリットを感じています。

 

人や機会との出会い

協会入会を通じて、後日お伝えする研究会支部活動、さらには地域診断士会によって様々な診断士に出会いいろいろな機会を得ることができます。

この記事を書いている23年は海外展開支援に関する講座を受講しますが、これは支部活動がきっかけになっています。

また地域診断士会では、企業内診断士でも可能な仕事を毎年少しずつ受託しています。それ以外でも個別にお仕事をいただいたこともあります。

ただこれは協会に入会しただけでは全く意味が無く協会入会を通じてさらに自分で新しい場に飛び込んでいかないと何も広がりません

私は、普段お会いする方とは社交的に接しているつもりですが、本当は人見知りです。

診断士という共通点はあるものの、誰も知らずどんな人がいるか分からない場所に一人で飛び込むのは、はっきり言ってストレスあります。

でもそれを乗り越えることで、機会が得られるのではないでしょうか。

 

居場所を作る

企業内診断士は、会社業務が忙しくなる診断士活動が億劫になり滞ってしまった結果、協会を退会。さらに登録から5年後に休止手続きもしくは診断士を辞める、という方が毎年一定数いるようです。

特に私が診断士登録した2020年はコロナ禍で、協会関係の方にリアルにお会いできる場がほとんどありませんでした。その間に診断士活動を止めた方は多かったのではないでしょうか。

私の場合は、協会入会をきっかけとして、いくつかの活動に飛び込んで継続することで、オンライン上でしたが自分のことを知ってもらい、だんだんその会に自分の居場所ができてきました。

そして徐々に実際にお会いする場が増加し、2023年は本格的にリアル開催に戻っています。そうすると、「リアルでは初めましてですね~」という合言葉から一気に距離が縮まります。

その会に対する自分の貢献度は微々たるものの、その会の参加は継続しようという意欲につながります。

一発合格道場で活動していた時に、大先輩の方から「中小企業診断士としての居場所を作りましょう」ということを言われましたが、診断士として居場所を作るのは、この協会というのはいいきっかけになるのではないでしょうか。

(もちろん協会だけが居場所ではありませんよ~)。

 

まとめ

将来の道

まとめとして、おべんと君的に企業内診断士として、協会入会への向き不向きをまとめてみました。

※あくまでも私見なので、クレームはご遠慮ください・・・

向いている企業内診断士

  • 中長期的に足場を固めたい人 → 診断士活動を長い目で考えて活動する人
  • 協会に多くを求めない人 → 協会はきっかけの一つと考える人
  • 上下左右幅広く情報を得たい人 → 情報獲得に偏りを感じている人

向いていない企業内診断士

  • 短期的なタイパを求める人 → 企業内診断士は時間制約により、短期収益は難しい
  • 短期的なコスパを求める人 → 入会後も色々な活動に飛び込む必要がありコスパは悪い
  • 協会に頼らずも良い人 → 己の道を進みましょう!

今回は協会についてお伝えしました。もし協会や三多摩支部について知りたい方は、HPやTwitterからでも構いませんのでお気軽にお問い合わせください

ここまでお読みいただきありがとうございました。

以上、おべんと君でした。