中小企業診断士が中小企業に転職した結果

転職

こんにちは!おべんと君@企業内診断士です。

今回は「転職した直後にやってきた40代の葛藤」についての記事です。

転職シリーズの第17弾、ブログを始めるきっかけとなった転職シリーズの最終回です。

40代中小企業診断士おべんと君が中小企業に転職して1年が過ぎました。

40代ミドル世代として転職した1年間、転職先で何をしてきたか、何を感じたか、これからどうしていこうか、など思うことについてお伝えしてきます。

この記事がお役に立てる方
 ○転職した後の働き方について知りたい方
 ○転職活動について知りたい方

1年間でやったこと

1年

1年間でどういった業務に従事したか、簡易的ですがお伝えしたいと思います。

  • 取引先情報管理
  • ERPシステム導入プロジェクト
  • 海外市場調査、戦略提案
  • 株主総会事業報告作成
  • 投資の経済性算定資料作成
  • 経理関係の規程、細則作成
  • 会議体事務局運営
  • 中期経営計画立案

これらの業務を通じて、社風、同僚、働き方等、前職との違いを調整していきました。

実は私の会社は、あるスポーツに関係する会社です。そのため元競技選手だった方が多数在籍しています。

それが理由かは分かりませんが、同僚の方はまじめで穏やかな方が多く、働きやすい環境である一方、参入障壁が高いため競争が少なく、さらに非上場であるため外部圧力が少ないことから、業務において独自性が強い状況であることが分かってきました。

過去の経緯を理解して現状を尊重しつつ、前職の経験を活かし、徐々に効率的な業務の提案を行いながら、少しずつ自分の色を出すようにしていきました。

またほとんどの仕事は、今まで前の会社や診断士業務から経験したことがありましたが、中期経営計画立案は今までの経験が活用できる部分が少なく、最も大変な業務でした。

この中期経営計画は、中小企業診断士では企業経営理論の経営戦略論の知識が中心となります。

 

中期経営計画

経営戦略概略図

当時転職先では数年前から中期経営計画を立てたいという話が出ていましたが、進捗が滞っていたようです。その仕事を転職後の私が推進することになりました。

とはいえ、私も中期経営計画立案は未経験であり、指示を受けてから立案まで半年しかないという状態。

中期経営計画の立案は、一般的にはプロジェクトを組んで「ありたい姿」「戦略/活動計画」「目標数値設定」等をメンバーで議論しながら、一定の期間で経営陣へ報告・共有するといった形で進めるべきところ、時間的な兼ね合いから、議論してまとめていくプロセスをいくつか省略し、企画主導で考えていかざるを得ませんでした。

当社の経営理念から今までの活動を紐解いていき、中期経営計画は新しい活動ではあるが今までの活動とつながっていること経営課題の解決と共に実務レベルの課題にも着手できる仕組みにすること、戦略が組織や個人の目標とつながる計画にすること、等を心掛けて中計立案を推進していきました。

組織間での議論が少なかったことから、やや抽象的で具体性に欠ける内容があったり、部門や役員から不満やお叱りの声も受けながら、最終的には取締役会を経て中期経営計画が決裁され、全従業員にお披露目することができました。

従業員の方からは、

会社の進むべき道が分かった

「今まで経営方針は△△だと思っていたが、今後は〇〇を目指すということが理解できた

等の声をいただき、会社が進みたい方向性を社長の口から全社的に共有できたのはとても大きかったと思います。

反省点は多々あるものの、社長含む役員の方にも「やってよかった」と言っていただき、転職初年度としては貢献できた方かな?と少し自画自賛ですが印象的な業務でした。

 

結局中小企業診断士は転職に有効か?

結論

結局、40歳ミドル世代として、中小企業診断士の資格が転職活動にどれほど有利に働いたかというと、

ぶっちゃけ微妙

です。

転職の書類選考で落ちるということ」でお伝えしましたが、20社応募して書類通過が3社、15%の通過率です。

中小企業診断士が評価されるのであれば、もう少し通過率高くても良いのではないでしょうか?

これは決して中小企業診断士の資格を軽く見ているのではなく、当たり前ですが転職活動で評価されるのは資格だけではなく、むしろミドル世代に近づくほど今までの経験やスキルが重視される傾向であるためです。

ですが、全く意味がないかというとそういうわけではなく、

経験 × スキル × 中小企業診断士

をうまく組み合わせることで、希望の転職結果に近づくことができます。

私の一例ですが、

「経験:経理職」 × 「スキル:財務諸表作成・報告」 × 「中小企業診断士」
自社・他社の業績分析から当社の施策を提案する
→海外子会社含めたグループ連結決算の改善経理と連携して行う

のように、それぞれのスキルを組み合わせて会社に付加価値を提供することがミドル世代には求められます。

そして、私の場合は人数が少ない中小企業に転職したことも大きいですが、中小企業診断士を通して得た知識と、今までの仕事から得た経験双方の観点から提案や活動ができるため、そこそこ経営陣にも話を聞いてもらいやすく、意見が通ることが増えるようになりました。

転職してからの方が、中小企業診断士が活きている状況です。

中小企業診断士になって転職をされる方が多くいらっしゃると思いますが、少しでも私の経験がお役に立てれば幸いです。 

  • 自分の働きが直接会社に利益貢献していると感じられる会社で働く
  • 経理経験と中小企業診断士を活かし、経営知識経営分析によって意思決定を支える
  • 経営者の右腕になれるような存在を目指す

私が掲げたWILLの実現のため、今後も中小企業診断士として中小企業の中で中小企業に貢献していきたいと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。すっかり転職おすすめサイトになってしまいましたが、転職話はここで一区切りとしたいと思います。

以上、おべんと君でした。